情報Ⅰプログラミングの学習ガイド
このサイトの目標は、コードを見て結果を予想し、自分で書き換え、その理由を説明できるようになることです。Pythonのインストールや会員登録は必要ありません。初めて学ぶ人は第1章から、復習する人は下の表から始めてください。
どの章から始めるか
| 今の疑問 | 学習する章 | できるようになりたいこと |
|---|---|---|
| x = x + 1 が分からない | 第1章:変数と代入 | 右辺を計算してから値を更新する順序を追う |
| 入力した数字を足せない | 第2章:演算子と型 | 文字列と数値、商とあまりを区別する |
| ifのどちらが実行されるか迷う | 第3章:選択構造 | 条件の真偽と字下げの範囲を確認する |
| 合計が合わない、ループが止まらない | 第4章:くり返し | 初期化・更新・終了条件を分けて読む |
| a[i] と i を取り違える | 第5章:配列 | 位置を表す添字と、その位置の値を区別する |
| 見慣れない関数を使う問題が苦手 | 第6章:関数と乱数 | 受け取る値・返す値・範囲を説明から読み取る |
| Pythonなら読めるが試験表記が苦手 | 第7章:共通テスト表記 | 表記の定義を確認し、同じ処理に読み替える |
1つの例題を、3回使う
最初の1回は、実行する前に出力を紙へ書きます。次に実行して、予想と合ったかを確認します。合わなければ、最初に予想と違った行を探しましょう。全部を一度に理解する必要はありません。
2回目は、数値を1つだけ変えます。たとえば x = 3 を x = 5 に変え、何が変わるかを予想してから動かします。一度に何か所も変えると、結果が変わった理由を見失いやすくなります。
3回目は、解答を見ずに「やってみよう」の空欄を埋めます。実行結果が合っても、それだけで終わらず、入れた行が何をしているかを短い言葉で説明してください。
「読めた」と「説明できた」の違いを確かめる
次の例の出力を考えます。
x = 3 y = x x = x + 1 print(x, y)
「xが4になる」だけでなく、yがどうなるかも答えてみましょう。
考え方と答えを見る
出力は 4 3。2行目で、その時点のxの値3をyへ代入します。3行目はxの値を更新する処理であり、yへもう一度代入する処理ではありません。数値の代入では、後からxを変えてもyは自動的に変わりません。第1章の自由実行スペースでも確かめられます。
時間が限られているとき
章を読み切ることより、「今日は代入を追えるようになる」のように1つの到達点を決めると進めやすくなります。20〜30分を一つの区切りの目安とし、解説、例題の変更、追記問題を1セットとして取り組んでください。この時間は学習計画の提案であり、全員が同じ時間で修了できるという意味ではありません。
理解できた箇所は飛ばして構いませんが、章末の確認問題に理由付きで答えられなければ、対応する説明に戻ってみましょう。くり返しと配列は、短いコードを繰り返し読む練習が特に役立ちます。
使う端末と、記録の残し方
コードを入力しやすいPCとキーボードをおすすめします。スマートフォンでは読む学習もできますが、長いコードの入力や表の確認はPCの方が取り組みやすくなります。実行環境の読み込みにはインターネット接続が必要です。
この公開版では、入力コードや実行結果は再読み込みで失われます。終わった問題番号と、つまずいた理由をノート等に残しましょう。「第4章をやった」より「rangeの終わりを含むと思っていた」の方が、次の復習に使えます。
試験の問題へ進むとき
本サイトはプログラミング分野を練習する教材です。情報Ⅰ全体の学習や、本番形式の時間配分は、教科書や公式の過去問も併用してください。問題ごとに添字の始まり、演算子、関数の説明を読み、既知の書き方と同じだと思い込まないことが大切です。
試験表記を読む3つの確認ポイントと公式資料へのリンクを用意しています。